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アラフォーで初合コン。慶応卒男の“学歴差別”にゲンナリ【シングルマザー妊活】

 その後もR君の自慢話は続きます。 R「やっぱさぁ、中華はシンガポールに限るな! フレンチはパリの「ラベイユ」かなぁ。ミシュラン2つ星の期待を裏切らない料理のクオルティに、スタッフのサービスのレベルも高いんだよ! 1人3万円は軽く超えるけど、行く価値はあるよ。あとはベネチアの……」 私「へぇ~。へぇ~」  私のような凡人には、赤べこのように首を縦に振り続けることしかできないので、話題を変えることに。

この人とは、一緒に子供を育てられない

子育て私「R君はさ、将来自分の子供にも私立の良い学校に入れたいの?」 R「当然だよ! 俺なんか幼稚園で因数分解できたからね! 最低でも慶應か一橋じゃね? 特に男で高卒とかマジで生きてる価値ないと思う。イマドキ英語が喋れないヤツも時代遅れだよな」  やっぱりね。  こういう男性は子供にも自分の価値観を植え付け、選択肢を与えない育て方をする人が多い。R君もきっとそうやって育ったのだろう。  子供のうちから色んな経験をさせるのは良い事だと思うし、勉強に力を入れるのも良い。でも、それが当たり前でそれ以下の人を見下したり、バカにしたりしてしまうような大人になるのは悲しい事。R君が悪いんじゃない。親が悪い。そう思ったら、私は、こういう人とは一緒に子供を育てられないな、と思ったのです。  妊活中の私にとって、「この人と子供を育てたい!」と思える人と出会えるかが最大のポイントなんだと改めて気付かされた出来事でした。 <TEXT/杉沢志乃> 【杉沢志乃(すぎさわしの)】 35歳。東京生まれ。ナンバーワンホステス時代に独学で行政書士試験に合格。25歳で小説『キャバクラ嬢行政書士の事件簿』(ゴマブックス)を出版し、翌年『キャバギョ!』でDVD化。以後シリーズ3まで出版。映像メーカー広報部を経て、現在は女性向け映像メーカー「ラ・コビルナ」の代表取締役社長となる
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