好きな人はいっぱいいる。でも、結婚したい人はいない
タイミングと互いが思い描く結婚のイメージが合えば結婚もなくはない、というSさん。でも、そんな相手と出会わないのだそう。また彼自身、33歳ということもあって、相手となる女性も付き合うとなれば結婚を前提として考えがちです。
「付き合った先で必ず結婚、っていうことじゃなければ、結婚願望のある女性とでも付き合えると思う。合わなければまあ、別れたらいいんじゃないかな、って。結婚をゴールにしてる人が多いけど、
君たちはそこを目標に定めてしまったら、その後どうするんだろう? って思う。
まあ同年代の女性が男に求める条件が厳しくなってるから、そこを緩めてもらえないと自分は付き合いづらいだろうな」
そんなSさんが一緒にいたいと思うのは、
「2人で公園でボーッと木を眺めていられるような人、沈黙していても大丈夫な人」とのことですが、よくよく話を聞いていると、これと言って特別な条件がある、というわけではなさそうです。

「本当にみんなのことが好きなの。周りにいる男女問わず、好きな人、尊敬できる人はたくさんいる。自分の好きなことを突き詰められる人にはすごく興味があるし、もっと話したいってなる。そう考えると、
好きな人ばっかりだな。でも、そこからもう一歩踏み入って、結婚、っていうのはない。あー。こうして話してるとどんどん彼女ができなさそうだなあ、って自分でも思ってきた……」
正直なところ、熱烈に誰かを好きになったことはないというSさん。彼がもしなりふり構わない恋をしたとき、その価値観に変化は訪れるのでしょうか。
<TEXT/ふくだりょうこ>