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嵐のコンサートに当選したのに…年末それぞれの大惨事

元ヤン・シングルマザーは嵐の大ファン

 大阪の東南部に住む田中美保さん(仮名・32歳)は18歳の時に同じ年の幼馴染とでき婚。男の子を出産しますが、4年後に夫の浮気が原因で離婚。  実家に戻って、シングルマザーとして子供を育てながら、さまざまな職業に就きます。そしてついにアロマ整体セラピストに目覚めて、5年前に独立。  でも田中さんはヘビーな環境をバネにして「仕事も母親業も手を抜くまい!」と決心し、子供が18歳になるまで、恋愛をご法度にしたそうです。 嵐のコンサート「シングルマザーになってから、ジャニーズ愛に目覚めました。特に嵐! 嵐のコンサートで燃えるのが生きがい。でも3年前に、あんなことが起こるなんて……」  なんと田中さんは、倍率が高く超プレミアムチケットと呼ばれる嵐のコンサートの料金を振り込みし忘れてしまったのだそうです。生きがいなのに……。 「うちのコが、元夫と、その新しい家族の子供と町内でばったり会ってしまって、精神的に少し不安定になったときでした。息子の心の安定を図りたいという一心で、息子と話し合っているうちに、つい振り込みしそこなってしまったんです」  息子さんは田中さんの親心のおかげで立ち直りましたが、嵐のコンサートはとても惜しかったとか。 夜道 しかも追い打ちをかけるように、田中さんにはまたしても悲惨な出来事が起こります。 「年明けに友達3人と飲みに行ったんです。そのうちの一人の男性にひそかに憧れていて。でも恋愛ご法度だから黙っていたんですけど、ほろ酔いでいつの間にか手をつなぐとテンションも上がり、店から出て一緒にスキップして楽しく走っていました。  けれど、暗くて歩道の端にある溝に気が付かなくて、2人で見事に落ちてしまったんです。『なんでこんなところに溝があるの?』とツッコむ前に、2人ともスりむいた傷で血だらけになってしまいました」  今でも手にその傷が残っているそうです。これもシングスマザーの勲章ってことでしょうか。 ―クリスマス・年末年始の忘れたい記憶 vol.7― <TEXT/夏目かをる イラスト/ただりえこ>
夏目かをる
コラムニスト、作家。2万人のワーキングウーマン取材をもとに恋愛&婚活&結婚をテーマに執筆。難病克服後に医療ライターとしても活動。ブログ「恋するブログ☆~恋、のような気分で♪
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