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イブに大ゲンカ!彼氏の「サプラ~イズ♪」演出が迷惑すぎた

部屋着のまま極寒の北海道へ

最悪のプレゼント「もう空港までのタクシーも準備されていて、何を言っても『化粧とか着替えとか、別に向こう(北海道)でも買えるじゃん』、『2泊くらいしかしないんだから、荷物なんてそこまで必要じゃないでしょ』って。  男の人は軽装でサクッと外に出られるから良いけど、女性はそれなりのしたくがあるじゃないですか。でも彼は完全に自分本位で考えているから、私の意見はすべてスルー。もう仕方なくタクシーに乗り込んだんですが、『最悪、着替えとかは俺の貸してあげるから』と満面の笑みで言われたときには、軽く殺意を覚えました」  彼氏の勢いに完全に飲まれる形で、とりあえず北海道に向かうことに。しかし、たどり着いた先は極寒の地。しかも彼女は毛玉付きの軽装(ほぼ部屋着)。街はクリスマスモード全開でも、「まったく浮ついた気持ちにはなれなかった」と言います。 「彼氏はイルミネーションを見て美味しいもの食べて、ムード満点のクリスマスデートをしたかったらしいんですが、ぶっちゃけそんな状態じゃない。それに『洋服や化粧品は現地調達すればいい』って言われても、最低限揃えるだけで結構なお金がかかるじゃないですか。  でもそこは『自分の身の周りのものくらい、自分で買って』っていうスタンスなんですよ……。だから夜景の予定をすっ飛ばしてしまむらに行ったり、ドラッグストアや100円ショップを回ってなんとかかき集めました」

羽田で迎えた結末は?

 なんとか安く抑えようとしても、「結局3万円近く余計な出費になった」と菊池さん。さらに彼氏との温度差は開くばかりで……。 「彼氏は考えていた非日常のラブラブデートができなくてスネてしまって、『これじゃ地元にいるのと変わらない』ってずっと文句を言ってくるんです。結局行く先々で言い争いになって、そのあとはどこに行っても無言。  ホテルに一人で帰ってカップラーメンを食べて、羽田で即解散しました。最後に空港で彼に、『お前の考えてることがわからない』って言われたんですが、こっちにしたら『いやいや、お前の神経がわからんわ!』って。サプライズも状況次第ではめちゃくちゃ迷惑です」 「女子って結局こんなん好きなんだろ?」と、男性は自信満々で“演出”しても。ナルシストすぎる身勝手な行動は、時に最悪な結果をもたらすようです……。 ―クリスマス・年末年始の忘れたい記憶 vol.6― <TEXT/赤山ひかる イラスト/ただりえこ>
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