セックスで男性が勘違いしている8のこと|性活コラム
【AV男優・森林原人の性活コラム 第36回】
経験人数延べ9,000人、出演本数10,000本以上、下は18歳から上は69歳まで、性別の垣根を越えてさまざまなエッチを経験するAV男優・森林原人さんが、性にまつわるあれこれについて語ります。
セックスのここがわからない、という悩みをよくいただきますが、わからないのは、その多くが異性間によるものだからだと思います。
僕は同性間のセックスも経験しているので、異性間と同性間のセックスの違いを身をもって教わりました。両方のセックスを経験した人の多くが言うのは、「こっちの世界を知っちゃったら異性とのセックスなんてもうしてらんない」です。同性間セックスの方が純粋に気持ちがいいというのです。
なぜ同性間のセックスの方が気持ちいいかと言うと、勘違いやすれ違いが起きにくいからです。セックスは体を使ってする行為なので、男性女性それぞれが持つ体の特徴を知っていることが重要です。もし知らなければ、想像することが大切になってきます。
では、同性間でのセックスを勧めているのかというと、そういうわけではありません。各自の性指向を自由に選択することが最優先です。なので、すれ違い・勘違いが起きやすい異性間のセックスを、少しでもより良いものにするため、今回は、多くの人が陥りやすい勘違いを紹介したいと思います。まず今週は男性編です。
1. クリは快感のスイッチ
「前戯の本質は、体内の血流を整えること」とアマナ性共育協会のチャーリーさん(元助産師)が教えてくれましたが、血流が整っていないうちに触ると、いくら快感を得るためだけの器官であるクリトリスでも気持ちよくはなりません。
血流が整うのに長ければ20分くらいかかるらしく、その前に触ると不快感や痛みを伴うそうです。押せば即気持ちいいって、そんな便利なボタンはないんです。
2. クリは豆型、Gスポットは点
女性自身も正しく把握してないことですが、クリはお豆さんじゃないんです。根っこが二股に分かれているモヤシ状で、先端だけが体の表面に出ていて、大部分は埋まっているんです。そして、その埋まっている部分を膣の中から刺激するのがGスポット攻め。つまり、長さがある部分を刺激しているので、スポットと呼ばれていても点ではなく面で考えるべきなのです。
また、膣の表面が感じるのではなく、その内側に埋まっている神経で感じるので、摩擦するのではなく押し揺らす感じで埋まっている神経に刺激を伝えるイメージを持つといいです。
3. 強く突くほど気持ちいい
激しいピストンはAVの演出で多用されるものですが、あくまでも表現の1つであって、あれを正解だと思うと女性器を傷つけてしまうことがあります。指にしても男性器にしても、挿入してからの動きは、撫でる、揺らす、押し広げる、置いておく、ぐらいのイメージです。突くのは、相手がリクエストした時だけにするのがいいです。
4. デカいほど気持ちいい
大は小を兼ねると言いますが、男性器に関しては、大きさより硬さ、硬さより使い方が快感を左右します。そして、ちゃんと使えるようになるには、相手の反応を注意深く見たり、本音を言いやすいプレッシャーの少ないコミニケーションを取っていることが必須です。
つまり、思いやりが重要ということ。“役に立つ思いやり”は想像力と共感力から生まれます。
セックスですれ違いや勘違いが起きる理由

セックスで男性が勘違いしている8のこと

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