大注目の「オメガ7」で痩せるって本当?健康オイル、超カンタン総まとめ
3、6、9の次は、7!
オリーブオイルやココナッツオイルなどの「美容オイル」が注目されていますが、みなさん、お好みのものは見つかっていますか? “魚の脂”が良いとか、“オメガなんちゃら”とか、いろいろ言われているものの、結局難しくてオイル迷子におちいっている人は少なくないでしょう。誰にでもわかりやすく、無理のない指南書があったらいいなと、いつも思います。
そこで今回はそんな序章を目指すべく、「美容オイルの超基本」を再整理。最近注目されている「オメガ7」についてもさらりとご紹介したいと思います。
そもそも油の主成分は、「脂肪酸」です。その脂肪酸は、「不飽和脂肪酸」と「飽和脂肪酸」の2つに分かれます。その中で、常温で液体の状態にあるのが、不飽和脂肪酸。固体なのが飽和脂肪酸になります。例えばバターやラードは固まっているので、飽和脂肪酸。「摂り過ぎに注意!」というのはよく聞く話ですよね。そうです、健康を考える上で優先すべきは、「不飽和脂肪酸」というのが大前提になります。
(引用元:J-オイルミルズHPより)https://www.j-oil.com/oil/type/
つまり考えるべきは、「不飽和脂肪酸を用途に合わせて使い分けること」。そしてここで、あの“オメガなんちゃら”の話が登場してくるのです。
その答えを端的にいえば、「不飽和脂肪酸の化学構造の違い」を表すもの。不飽和脂肪酸には炭素の「二重結合」があり、オメガの数字は、その結合位置を示しています。その二重結合が、酸素結合のない方の端から数えて3番目であればオメガ3系、6番目であればオメガ6系となるのです。……と、難しい構造についての詳細はさておき、よく出てくるオメガ3、6、9について簡単に整理をしておきましょう。
オメガ7だけ知りたい方は、ページ最下部に進んでくださいね。
血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪を減らしたり、血液の凝固を抑えて血圧を下げ、血栓を予防する効果がある、積極的に摂りたいアブラ。酸化しやすく、加熱調理には不向き。
・オメガ3高配合のオイル例:えごま油、亜麻仁油、クルミ油、魚の脂(DHA・EPA)
体内で合成できない必須脂肪酸だが、現代の食生活では充分摂れている傾向にある。酸化しやすい。
・オメガ6高配合のオイル例:グレープシード油、コーン油、ヒマワリ油(ハイリノール)、綿実油
血液中の善玉コレステロールの量を維持したまま、悪玉コレステロールを減らす効果が。酸化しにくく、加熱調理にも向くため、料理には万能。
・オメガ9高配合のオイル例:オリーブ油、アボカド油、キャノーラ油、べに花油、なたね油、落花生油、ヒマワリ油(ハイオイレック)
健康・美容を考える上で重要なのが、これらの摂取バランス。いわゆる“油っこい食事”を好む人は、「6系」に偏ってしまいがちなので、3や9にも意識を向けましょうということなのです。
(ご参考)
・日本植物油協会「植物油と栄養」http://www.oil.or.jp/kiso/eiyou/index.html
・J-オイルミルズ「代表的な植物油の種類」https://www.j-oil.com/oil/type/vegeoil/#corn
ここまでお疲れ様でした! オメガ7だけ知りたい方は、ココからご覧ください。だいぶ理解でき想像しやすくなっているかと思いますが、オメガ7とは、不飽和脂肪酸であり、炭素の二重結合の位置が7番目にあるもの。その代表例が、「パルミトレイン酸」で、この脂肪酸を豊富に含むのが、「マカダミアナッツオイル」なのです。
まず選ぶべきは、“不飽和”脂肪酸
“オメガなんちゃら”ってなに?
(1)オメガ3系(高αリノレン酸)
(2)オメガ6系(高リノール酸)
(3)オメガ9系(高オレイン酸)
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