Lifestyle

「彼とデートしたい」恋心で始めたダイエットが、過激化して失恋の引き金に…

身も心も倖田來未になりたい! 迷走が始まって…

「そこからはめちゃくちゃ痩せて、2ヶ月で7キロ減りました。ただ、当たり前ですが日中異常にお腹が減るんです。そんなときは自分を奮い立たせるために、倖田來未の音楽を聞いていました  当時は会社のデスクにも「こんなメリハリボディになるんだ!」と、それまでファンでもなかった倖田來未の写真まで飾っていたそうです。 「まわりも『どうしちゃったの?』とざわついてましたね。家でもずっと倖田來未のDVDを流してました。倖田來未が履いていたホットパンツも購入して、『いつかこれを堂々と履きこなすんだ』と迷走してました」

痩せた結果、ダイエットの目的を完全に見失う

 そしてとうとう、夏菜さんのダイエット目標だった「気になる彼とデート」を叶える日がやってきました! 「7キロ痩せたころに、意中の彼が食事に誘ってくれたんです。ただ、そのころは18時以降と言わずに、日中もロクにごはんを食べていなかったので精神状態もおかしかったんだと思います。  彼にイタリア料理に誘われたのですが、お店のメニューを事前に調べてカロリー計算をしました。それで『こんなの18時以降に食べれるわけないじゃん』と食事を断ったんです」 ホットパンツへのこだわり 完全に当初の目的を見失った夏菜さんは、さらに暴走します。 「そのあと、『もっと痩せなきゃ』『ホットパンツを履かなきゃ』と大暴走して、食事を抜くようになった頃に生理が止まり、さらに会う人すべてに『最近おかしい』『やつれてる』と病人扱いされるようになってダイエットを止めました」   「体重は元に戻りましたが、今のほうが楽しいです。というかあの頃は異常でしたね。今思うのは、生活サイクルに支障をきたすダイエットはしょせん、続かないということです」  見られるのもお仕事という芸能人ならまだしも、普通に働き残業をし、友人や家族と食事をとる生活をする女性にとって、18時以降食べない生活を続けるのは、たしかに難儀です。どんなダイエットをするかはもちろん個人の自由です。ただし体調や生活リズムをよく考えたうえでうまく付き合っていきたいものです。 ―シリーズ ダイエット“悲喜こもごも”体験談 vol.16― <文/瀧戸詠未 イラスト/ただりえこ>
1
2
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ