
「
参加者がカップルばかりなんですよ。しかも、パラグライダーってペアでやることを知らなくてインストラクターと組むことになったんです。ほかの人のサポートもしないといけないので、インストラクターの人もてんてこまいでしたね……。それでも、みんな初めてなのでそんなに高く飛べない中、
インストラクターと組んだ私は1番高く飛べていました(笑)」
しかし、トホホなことは続きます。パラグライダー体験を終えた遥さんが次に向かった先とは……?
「せっかくの休みなので帰るのはまだ早いかなと、富士山限定ビールが飲める工房バーへ行くことにしたんです。途中、メロディーポイントといって車が通過するときに道路から音楽が聞こえる場所があるんです。富士山に登る人たちはこの曲を往復で2回聞くそうですが、おそらく片道だけ聞いたのは私が初めてなんじゃないかな?」と遥さん。

ビール工房についたら、なんと店が定休日だったそう。またしても調べなかった自分が悪いのですが「タクシーも降りちゃったし周りに何もないので、近くのバス停まで歩きましたよ! そこからバスを50分待ってバスを乗り継ぎ、もう遊ぶ気力もありませんでしたね」
到着したのは『ふじやま温泉』という富士急ハイランド前にある温泉施設。「
そこで疲れた体を癒して、帰りは富士急ハイランドから新宿に向かうバスで東京に帰ってきました……」
帰りのバス内でもカップルや学生グループの中に紛れた遥さんは「おひとり様」という状況に打ちひしがれていたそうです。現在の遥さんは1人でアジアやヨーロッパへ旅行するほど、旅慣れているそうです。一人旅デビューの失敗が、今に繋がっているのかもしれませんね。
―
私の◯◯デビュー失敗―
<取材・文/カワノアユミ イラスト/田丸こーじ>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】