理想のタイプの年下男子と“運命の恋”のハズが…年下はコリゴリなワケ
これまで、理想のタイプそのままの人と出会った経験はあるでしょうか?
テレビや映画スクリーンの中ならともかく、なかなか実際に出会うのはむずかしいですよね。そして、そんな貴重な経験をしたからといって、必ずしもハッピーエンドにはならないようで…。
斉藤茉莉さん(仮名・契約社員・32歳)は最近、彼氏と別れたばかりで落ち込んでいました。
「結婚前提で付き合っていた5歳年上の彼に急に別れを告げられたんです。知らぬまにフタマタかけられていたらしく、もう1人の20代前半の女に乗り換えられてしまって…目の前が真っ暗になりましたね」
そんなしょげている茉莉さんを元気づけようと…ある日、友人達がクラブに誘ってくれたそう。
「普段なら、そんなところまず行かないのですがせっかく誘ってくれた友人達のためにも、はやく嫌な思い出は忘れなきゃと行く事にしたんです」
慣れないクラブで、ヤケクソ気味にお酒をあおっていると…前からきた男性とすれ違い様にぶつかってしまい、お酒をぶちまけてしまう茉莉さん。
「その時『すみません、大丈夫ですか?』と言われて、彼の顔を見上げると…私の理想のタイプまんまで…夢かと思ってしまいました」

背が高くて、くせっ毛の童顔で…茉莉さんがドストライクな彼にポーッとしているのを察知した友人達も「行け、行け!」と後押ししてくれたそう。
「彼が、お詫びにお酒をおごってくれて…それをきっかけに色々お話しする事が出来たんですよ」
彼は、26歳で美容師をしているそうで「よかったらカットモデルになってくれないか?」と誘われてLINE交換をする事に。
「もう、振られた事なんてすっかり忘れて…一気にテンションが上がってホクホクしながら帰りました。友人達も『切り替え早過ぎ~』と笑ってましたね」
すぐに彼から連絡がきて、営業時間後の美容院に呼び出されると、2人きりで髪を切ってもらいました。
「年下の可愛い彼が『きっと似合うから』とショートボブにしてくれて…すごく新鮮な気持ちになれたんですよ」
ずっとロングヘアだった茉莉さんには、かなりの冒険でしたが彼に身をゆだねてみたくなったそうで…。

「密着しながらブローの仕方を教わっているうちに、いい雰囲気になって…気がついたらキスしていましたね(笑)」
その日から2人は付き合う事に。それからは、仕事を終えた彼が茉莉さんの家に行くのが定番のデートになりました。
「最初は、お互い自己紹介しながら私の作ったご飯を食べたりしてとても楽しかったんですが…すぐに、あれ? ちょっと違うかもと思うようになってしまって…」
彼は自分の話しばかりをしたがり、そのくせ話しがすぐにぶつぶつ途切れて、何を言いたいのか分かりづらく、一緒にいると疲れを感じるように…。
「会話が成立しないというか…私が今日あった出来事を話している途中なのに、急に“そういえば”とパンダの赤ちゃんの話をしてきて、その話も中途半端なうちに、茉莉ちゃんナデナデして~と抱きついてきたり…ホント子供みたいなんですよ」
しかも茉莉さんの話をほとんど聞いてくれないので、一緒いても虚(むな)しくなってくるんだとか。
「ですが若いから話題が貧困なのは仕方ないし、見た目があまりにもどストライクだったので、運命のようなものを感じてしまって…つい我慢してしまったんですよね」
普段は行かないクラブに友達に連れられて行くと

美容師の彼のカットモデルに

自分の話ばかりする彼と一緒にいると疲れるように
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