次にできるのは、自分で生地を買ってきて、大きなリボン風の飾りを作り、どこかに装飾として縫い付けるか、安全ピンで留めるかすることです。
ミュウミュウやアーデムのコレクションでは大きなリボン飾りが肩についていました。
手持ちのシンプルなワンピースをアップデートするのにも、この後付けのリボン飾りは簡単ですし、おすすめです。ワンピースのほかにはバッグの持ち手に飾りとしてつけることもできます。
素材は少し張りのあるサテンや、タフタ、オーガンジーなどがいいでしょう。張りがある素材は形を作りやすいので、作ったリボンの形を維持することができます。
サテンやオーガンジーなどの生地を買ってきてリボンを自作しても ※画像はダイソーのウェブサイトより
子供っぽくない、大人っぽいリボンにするためには色合いに注意しましょう。
取り付けるワンピースと同じ色にするか、もしくはシックで大人っぽいイメージのある黒やネイビーを選ぶといいでしょう。黒やネイビーのサテンのリボンは非常にシックですし、大人の雰囲気を醸し出すこともできます。
「子供っぽくない」リボンにするためには色合いに注意。黒やネイビーだとシックに ※画像:WEAR
またもう少し柔らかい感じを出したい場合は、水色やバラ色のサテンのリボンもロマンティックでいいでしょう。
自分がどういうイメージを打ち出したいか決めて、好みのものを選ぶといいでしょう。
フリルやリボンやレースが子供っぽいというのは単なる思い込みです。
西洋の衣服の歴史を振り返ってみると、貴族の男女はリボン、レース、フリルで自分たちを飾っていました。
現在の男性の衣服においても、蝶ネクタイという形でリボンはまだ残されています。それを見て私たちは子供っぽいとも、女っぽいとも、かわいいとも思わないでしょう。
リボンはうまく扱えば「子供っぽく」見えない ※画像:WEAR
問題なのは形ではなく扱い方です。リボンを幼くて、庇護が必要であるということをアピールするために用いれば、おのずと子供っぽく見えてしまうでしょうけれども、自立した女性が自分の好みとして用いるならば、子供っぽくは見えません。
リボンという形が大好きな人はぜひこの流行の波に乗ってみてください。うまく扱えば、子供っぽいだなんて思う人は誰もいないでしょう。
<文/小林直子>
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