Love

フラれて空港で号泣。海外エリート男性に「君とは無理」と言われたワケ

 ライターの白戸ミフルです。みなさんは“春”という言葉を聞いて何を思い浮かべますか? 私にとって春とは海を越えた大失恋劇を思い出す季節です。一体どういうことかと言いますと……  2018年の春から夏になるころ…日曜日の深夜1時過ぎ、私は上海の浦東空港でひとり泣き崩れていました。私(当時39歳)は、この歳で数年振りに恋愛をし、大失恋をすることになるとは思ってもいませんでした。  その相手は上海在住の中国人(当時34歳/金融)、出会いは数ヶ月前の春、出張で彼が東京に長期滞在していた時のことでした。

出会いはよくある合コン

 友人が主催した10対10くらいの大勢の合コンで、ひときわ目立っていたのが彼でした。30~40代のさえないサラリーマン風が多い中、代打で急遽連れて来られた彼は、山﨑賢人似の小顔、さらに高身長、お肌もツヤツヤで20代に見えるほど、明らかに周りの男性とは比べ物にならないオーラを放っていました。
出会いはよくある合コン

写真はイメージです(以下同)

 彼の仕事は外資の有名金融会社で、女子たちの食いつきも激しかったので、アラフォーの私ははなから諦めていました。でも席替えで席が近くなった時に「ライターの仕事をしている」と言った私に食いついて来たのは彼でした。 「恋愛のライターやってるんですか!? 合コン2,500回? すごい斬新ですね!」  エリートイケメンで、女性には困っていないだろう彼には、ハイエナ系の女子力の高い女性たちが普段から群がっているからか、私のようなちょっと珍しい仕事をしていて、ガツガツしていない(本当は狙っていましたが)タイプが気になった様子でした。  もちろん私は心の中でガッツポーズをしていましたよ!(笑)

日本人は恋愛対象? 対象外? どっちなの!

 それから、毎週のように3回4回と、遊園地に行ったり・展望台で夜景をみたり・筆者が住む鎌倉まで遊びに来てくれたりとデートを重ね、当時の私は恋人気分でした。 合コンで出会った彼と夜景デート 3回目のデートで告白とか脈を見極めるとかいいますが、4回デートしても告白はされませんでした。彼は中国人だし感覚が違うのかもと前向きに考えつつ、“友達としてしか見られていないのかな?”とモヤモヤ不安も出てきた頃、彼は出張が終わり、上海に帰ってしまいました。  だからといって気持ちを抑えられるはずもなく、引き続き連絡を取り合い、この際上海まで会いに行ってしまおうかなんて思っていた時に、彼から提案がありました。 「上海に来ませんか? 僕が招待しますよ」  願ってもない言葉でした。二つ返事でOKをし、当時会社員との兼業ライターだった私は土日の弾丸旅行を決めました。少しでも長く一緒にいたかったので、金曜の深夜便で土曜の早朝上海に到着し、土日を丸々過ごし、日曜の深夜便で月曜の朝方羽田に到着し、そのまま会社に出社というタフなプランでした。  そして私は上海に飛び立ちました。
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旅先で彼女を待ち受けていた悲劇とは
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