LINE Pay からクレカまで、逆に損しないための鉄則3つ
<お金の人生相談/ファイナンシャルプランナー・花輪陽子>
質問:「ついつい使い過ぎてしまうクレジットカードや電子マネーとどう付き合えばいい?(32歳・女性・公務員)
「最近、『電子マネー、キャンペーンがあるとお得だし、便利だよ~』と勧められ、利用し始めました。
確かに財布も軽くなるし、便利でよく使うようになったのですが、お金を使っている感覚がなく、ついつい使いすぎてしまいます。上手なクレジットカードや電子マネーとの付き合い方を教えてください」
2018年末のPayPay「100億円あげちゃうキャンペーン」で、日本でも電子決済サービスがかなり広まりましたね。PayPay、LINE Payなどのスマホ決済に、ゆうちょも最近参入し始めるなど、交通系ICやEdyに限らず、「キャッシュレス」という選択肢が一般的になってきました。
キャッシュレス化が進む中、気軽に使えてしまうがために、月末振り返ってみると「あれ?」となってしまうことも多いようです。うまく使いこなすには、どうすればいいのでしょうか? キャッシュレス化が進むシンガポール在住のFP花輪陽子さんに聞いてみました。(以下花輪さんの寄稿)
カードはとっても便利で、記録も残り、ポイントを貯めることもできます。消費に対してポイントを貯められるのはカードならではの特典です。
シンガポールでは日本以上にキャッシュレスが進んでいて電車に乗る際にもマスターカードをかざせば乗れるようになりました。Apple PayやGoogle Payなどスマートフォンに登録されたカードを使って決済している人も多くいます。
その反面、カード払いにすると現金払いより支出がかなり増えることが数多くの研究結果により示されています。お金を使っているという感覚が麻痺してしまいやすいからです。多くの人はポイントのおトク以上に使い過ぎてしまうのです。ポイントの還元はせいぜい1%前後だからです。
そこで、カードを使う時にマイルールを作ってしっかり管理をすると良いでしょう。
キャッシュレス決済をうまく使いこなしたい
ポイントのおトク以上に使い過ぎてしまう……

1
2