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秋色アイテムを先取りしよう。今年らしいポイントは?

モードをリアルに着る! Vol.94/小林直子】  夏も後半に入ってくると、蒸し暑さは変わらないものの、夏至のころには頭の真上から降り注ぐように感じられた太陽の光も、幾分傾き、足もとにできる影も長くなってきます。8月8日は立秋ですから、暦の上では、もう秋は始まっています。
ゴールドバックルベルト

立秋が過ぎると、暦の上ではもう秋…

 日本では以前より蒸し暑い時期が長くなりました。しかし、暑いからといって、5月の半ばごろから9月の終わりまでずっと同じものを着続けていたのでは、さすがに飽きてきます。  残念ながら、人は同じものを見続けると飽きる性質を持っているようです。自分の服をあまりに見続けると、新鮮さは失われ、もはやおしゃれに見えなくなります。  長く続く気温が高い季節、太陽の光が傾いてきたころ、少し工夫して、暑いなりにも秋を感じられる装いをするといいでしょう。

素材と形は夏用だけれども色は秋色のアイテムがお勧め

ゴールドバックルベルト

少し工夫して、暑いなりにも秋を感じられる装いをしてみよう
(※画像:WEARより)

 まだまだ暑い、けれども太陽の光の加減も、夕方に吹く風の中にもほんの少し秋を感じる、そんな時期になったら、「素材と形は夏用だけれども、色は秋色」のアイテムを着るのがお勧めです。  具体的に言えば、ノースリーブのコットンのブラウスだけれども、初夏に着たような薄い水色ではなく、ダークブラウンにしたり、真っ白なTシャツを着ていたのを黒、ボルドーといったように、暗いものにかえていきます。色をかえるだけで、素材や形が真夏にふさわしいものであったとしても、秋の雰囲気を演出することができます。
ゴールドバックルベルト

「素材と形は夏用だけれども、色は秋色」のアイテムがおすすめ
(※画像:WEARより)

 夏の後半を乗り切るこの方法は、来年でも再来年でも使えるものですが、それだけでは今年の気分は表現できません。  今年の晩夏の気分はどうしたら表現できるかを考えたとき、このレイチェルコーミーのゴールドバックルベルトを使ったルックが参考になります。

ゴールドのバックルのベルトで今年の秋冬の流行を先取り

 レイチェルコーミーは、アメリカのコネチカット州出身のレイチェル・コーミーによるニューヨークを拠点とするブランド。ニューヨークのブランドらしい、リアルに着られる美しい服が特徴です。  ヴィンテージテイストのアイテムは、どこかノスタルジックでもあるものの、60年代、70年代が注目されている今の気分にぴったりなため、見ているだけでも参考になります。
 そんなレイチェルコーミーの、半袖の黒地にストライプが入ったサマーセーターのトップスに、張りのある素材の黒ロングスカート、そして足元はサンダルというこのルックは、プレフォールとして紹介されたもの。  形も素材も夏とは変わらないけれども、色でプレフォール、つまり秋本番よりも少し前のスタイルを表現しています。このように色を変えることで秋の雰囲気を出せるといういい例です。  ここで注目なのはゴールドバックルベルトです。ウエストをきゅっとゴールドのバックルのベルトで絞ることによって、セーターをよりフェミニンな雰囲気に、そして何より今年の秋冬の流行を先取りしています。
 今年の秋冬、注目の流行にブルジョワ子女ルックというものがあります。セリーヌが打ち出してきた1970年代のフランスの良家の子女風のルックには、まるでお約束のように、ウエストにはいつでもゴールドバックルベルトが輝いています。  このベルト1本で、カジュアルなルックがシックになるばかりではなく、今年の秋冬の流行も先取りです。  では、具体的にはどうやってこの方法を取り入れましょうか。

ダークな色合いのアイテムに、ゴールドバックルベルトを合わせて

 まずは前述したように、夏の後半に向けて、「素材と形は夏用だけれども、色は秋色」のアイテムを集めましょう。  白いTシャツを着ていたのなら、それをダークブラウンや黒、ネイビーにかえましょう。そしてボトムも同様に、ダークな色合いのものを用意しましょう。そしてここにゴールドバックルベルトを合わせます。
ゴールドバックルベルト

ダークな色合いのアイテムに、ゴールドバックルベルトを合わせて
(※画像:WEARより)

 幸いにも、ゴールドのバックルのベルトは、デパートや量販店など、ごく一般に売られています。  より今年の気分を出すために70年代風にしたかったら、古着屋で探してみるのもいいでしょう。面白いものが見つかるかもしれません。
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ポイントは崩して着ないこと
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