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子どもが欲しいセックスレス妻を絶望させた、“夫の最低な一言”。視聴者までしんどくなる|ドラマ『あなたがしてくれなくても』

 6月8日に放送されたドラマ『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系、木曜よる10時~)の9話は、希望と絶望が交差する複雑な展開が繰り広げられた。

ドラマ『あなたがしてくれなくても』第9話より ©フジテレビ(以下同じ)

【前回記事】⇒不倫女性を猛烈に反省させた“セックスレス妻の叫び”。近くにいた他人の心までえぐる|ドラマ『あなたがしてくれなくても』

とにかく悪目立ちする陽一の言動

 9話で特に目立った、というよりは悪目立ちしたのは陽一(永山瑛太)だ。みち(奈緒)にセックスを拒まれたことを受け、みちの心が自分から離れてしまうことに焦燥感を覚える陽一。勤務する喫茶店のオーナーである高坂(宇野祥平)が浮気した代償として家を購入したことを聞き、陽一は突如マンションの内見をみちに提案 ただ、陽一は子どもがいる生活を想定しておらず、狭い間取りの部屋の内見を予約しており、いかにも「みちとの関係を修復したい」という下心が伺える。もちろん「みちと向き合いたい」という思いもあるのだろうが、「子どもが欲しい」とかねてから願っていたみちの心を余計に突き放す結果となった。  一応、次の日にもう少し広い部屋を見るよう提案するが“時すでに遅し”感が強い。陽一の強引かつ独りよがりな言動にイラっとしてしまい、家でパスタを食べている時に「いただきます」を一緒にせずにみちよりも先にパスタを食べ始めたり、みちから手渡された粉チーズを振りかけた後に蓋を開けっ放しにしたりなど、いつもの無神経ムーブがよりいっそい癇(かん)に障った。

陽一がみちに与える絶望に、視聴者までしんどくなる

 その後、気持ちの整理がつかないままのマンション購入は難しいと考えたみちは、「陽ちゃんの本当の気持ち、教えて」と子どもが欲しいのかどうか聞くと、陽一は「子どもは欲しくない」と口にする。これにみちが「どうしてそんな大事なこと、今まで黙ってたの?」「私が子ども欲しいの知ってたよね?」となんとか冷静さを保ちながらも質問を続けると、「言ったら俺から離れていくだろ」とまるで駄々っ子のような返答。  セリフだけ見れば陽一に無邪気さや可愛らしさを感じる。しかし、セックスレスに苦しんだり、浮気をした陽一を許そうと努めたりなど、これまで様々なみちの葛藤を見てきた。それだけに、陽一への腹立たしさ以上に、みちが感じた絶望の大きさにこちらまでしんどくなった
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みちの心を突き放した「最低のセリフ」
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ドラマ『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系)は毎週木曜よる10時より放送中。第10話は6月15日(木)。

あなたがしてくれなくても(上)

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