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「40歳以上はお断り。普通の男でいい」34歳女性のカン違い婚活。“選ばれない女性”の共通点とは

恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。 これまで1000人以上の「出会いがない男女」の相談に乗ってきた筆者ですが、かつては髪もボサボサで化粧もしない“完全なる非モテ”。「人は変われる」を自ら実践し、多くの方々の「もったいないところ」をご指摘してきた経験から、誰も言ってくれない「恋愛に役立つリアルな情報」をお伝えします。

婚活さえすれば結婚できるという思い込み

ワンピースを着た女性

写真はイメージです(以下同じ)

筆者のところへ相談に来た麻紀さん(仮名)は、大卒でメーカー経理の仕事をしている34歳。年収は400万円です。婚活歴は、もうすぐ2年。 マッチングアプリに登録したものの、よく知らない男性から届く「いいね」を吟味し、薄い会話を1週間ぐらい繰り返しデートにこぎつけても、プロフィールで書いたことを確認し合うだけで仲が深まりません。ドタキャンも経験し、アプリに疲れてしまいました。そこで、有名な大手結婚相談所に登録します。 麻紀さんによると「結婚相談所での活動は9か月」で、ギアチェンジして婚活の本気度を上げたのにマッチングアプリと変わらなかったそうです。誰と会っても距離が縮まらず、ピンとこない不毛な出会いの繰り返しに疲れて、入会から1年経とうとしていることに不安を感じていました。次の誕生日で35歳、アラフォーです。 「なぜこんなに婚活を頑張っているのにうまくいかないんでしょうか。私がうまくいかない理由って何だと思いますか?」と聞かれました。

結婚相談所は都合の良い未来しか説明しない

麻紀さんの疑問は、もっともだと思います。貴重な休日と、ヨーロッパ旅行ができるようなお金を使って婚活しているのに、成果が得られないのですから。こう考えるのは、麻紀さんに限ったことではありません。「婚活すれば結婚できる」という前提でいらっしゃる方々です。 無理もないですよね。結婚相談所のほうだって、入会する前は“結婚できる未来”しか説明しなかったはず。それに、婚活を始めるタイミングで人は、「1年後には家族がいるもの」だと思っているものなのです。
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成婚退会できるのは「2割前後」という現実
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