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高校時代“陰キャ”扱いされたコンプレックス。乗り越えたきっかけは…

夫は自分のコンプレックスに気がついてくれた

 しかし、今の夫はまだ友人として付き合っていたころ、高校時代の話題になったとき、恵美子さんの表情がこわばっていたことを察知。すぐに違う話題に変えてくれたそうです。 「まさか気づかれると思わなかったので驚きましたが、私のためにそういう気遣いをしてくれたことがすごくうれしかったです。  彼は複雑な生い立ちで、子供のころ親戚の家を転々としていた時期があったそうで、人の顔色や表情などにすごく敏感だったんですね。彼のそんな優しさに惹かれて付き合うようになったんですけど、私が高校時代の自分にコンプレックスを抱いてなければこんな展開にはならなかったかもしれません。  今も当時のことは思い出したくない記憶ですけど、それでもこの過去のおかげで彼と一緒になることができた。そういう意味では少しは昔の自分とちゃんと向き合えるようになった気がしますね」  コンプレックスは人に知られたくないものですが、それを察知して気遣ってくれるなんて簡単にできることではありません。そういう男性とめぐり会え、晴れてゴールインした恵美子さん。ぜひ幸せな人生を歩んでほしいものです。 ―私のコンプレックス― <文/トシタカマサ イラスト/とあるアラ子> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
トシタカマサ
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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