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元柔道女子の悩み「変形した耳を出せない…」、恋人の気遣いで克服へ

耳のことを何も聞こうとしなかった彼氏

「優しい彼のことですから耳のことに触れようとしなかったんだと思います。けど、逆にそれが気になってしまい、自分から尋ねたことがあったんです。そうしたら『普段は耳を隠していたし、きっと嫌なんだろうなって』って私が抱いていたコンプレックスを言い当てられてしまったんですよ」  それでも彼は弥美さんの耳のことを気にする様子はまったくなかったといいます。 「趣味でアマチュア格闘技をしている人で、彼自身も片耳が少し潰れていたんですね。『俺も似たようなもんだから』と言った後、しまったと思ったみたいで『デリカシーのないこと言ってゴメン』と謝っていましたが、それも含めて彼の気遣いがとても心地よかったんです」

前ほど気にならなくなった

親子 現在は2歳になる息子さんと3人で育児に奔走しながらも充実な日々を送っているとのこと。耳も昔と違って髪で隠すようなことはしていないそうです。 「ママ友たちは気づいていると思いますが、さすがに耳のことを聞いてくるような失礼な人はいませんしね。もう結婚して子供もいるし、いい意味で前ほど気にならなくなりました。こういう風に思えるまでには時間がかかりましたけど(笑)」  結婚や出産という人生の節目が心境の変化を与えたのでしょうか。幸せを掴んだことでコンプレックスが解消されたのかもしれませんね。 ―私のコンプレックス― <文/トシタカマサ イラスト/とあるアラ子> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
トシタカマサ
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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