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小1の妹がトイレへ連れ込まれそうに!乗客もいる昼間の電車で、一体何が?

あのときの男の顔が、今も消えません

 その後、田淵さん姉妹はなんとかおばあちゃんの家までたどりついたそうですが、「男が妹を食い入るように見つめる顔が、ずっと頭から離れなかった」と田淵さんは語ります。 防犯ブザー「緊急事態では声が出ないということを、身をもって知りました。怖くて、苦しくて、音が出なくて。将来私の子どもが一人で出歩くようになったら、『変な人にあったら大声を出しなさい』とか、『周りに助けを求めなさい』と教えるのではなく、『防犯ブザーを鳴らしていいんだからね』と徹底して教えたいです」  白昼堂々、大勢の人がいる中でのまさかの“死角”。  目の前で、妹が性犯罪に遭いそうになった――今もそのトラウマは、彼女の中でずっと消えずに心のしこりとなっています。 参考 警察庁「令和3年版 警察白書 内 子供(13歳未満)の被害件数及び罪種別被害状況の推移(平成23年~令和2年)」 【他の記事を読む】⇒シリーズ「私のトラウマ体験」の一覧はこちらへどうぞ <取材・文&イラスト 赤山ひかる>
赤山ひかる
奇想天外な体験談、業界の裏話や、社会問題などを取材する女性ライター。週刊誌やWebサイトに寄稿している。元芸能・張り込み班。これまでの累計取材人数は1万人を超える。無類の猫好き。
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