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4畳の屋根裏に住む70歳パリマダム。その優雅なおもてなしを中村江里子がリポート

「モノに支配されちゃダメよ」

──ナタリーさんとは、どんなお話を? 「本当にいろいろなことを。この日もたくさんのことをお話ししました。かつてナタリーさんは、パリのオペラ大通りの大きな80平米のアパルトマンに暮らし、別に80平米の仕事部屋もあって、企業のインダストリアルデザインやテーブルアートのクリエーションの仕事で日本にも50回以上訪れていたそうです。 最上のリュクスと究極のミニマムを知るナタリーさんの言葉はすべてまっすぐで、心にズーンと響いてきます。『モノに支配されちゃダメよ』とか、『想像力と創造力を働かせるのよ』とか。ナタリーさんの言葉の一つひとつが、ときには私の心をグサッと突き刺し、ときには私を温かいエネルギーで包んでくれるんです。 70歳のナタリーさんの言葉や考え方は、いまの私には真似はできないけれど、さまざまな刺激を与えてくれます!」

屋根裏部屋で、幸せで満足している

屋根裏部屋で暮らして16年。この16年とても幸せで満足しているというナタリーさんの珠玉の言葉や、おもてなしメニューのレシピも『セゾン・ド・エリコ』VOL16で紹介しています。 「私にとって不可欠なのは、ネコと音楽と料理。そして食事の幸せな時間を人と分かち合うこと」というナタリーさん。エレガンスとは何か、を考えさせられますね。 【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます 【前回の記事を読む】⇒69歳のパリマダム、狭い屋根裏部屋ぐらしがステキ。中村江里子が憧れるマダムたち <文/女子SPA!編集部 写真/『セゾン・ド・エリコ』VOL16より>
中村江里子
本名:エリコ・バルト/1969年東京生まれ。フジテレビのアナウンサーを経て、フリーに。2001年にバルト氏(化粧品会社経営)と結婚、パリに暮らす。現在は3児の母で、パリと東京を往復しながら各メディアで活躍中。ライフスタイルブック「セゾン・ド・エリコ」シリーズ、近著『パリのおうち時間』 Instagram:eriko.nakamuraofficial、オンラインショップ「中村江里子セレクション Avenue du KIKI
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