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不倫相手の息子に好かれてしまった女性の“とんでもない行動”。「うちに来ない?」と誘った意図は

 ドラマ『泥濘の食卓』、1~6話の見逃し配信が計300万回再生を突破(10月22日~11月26日・ビデオリサーチ算出)するなど話題だ。第6話は、那須川夏生(吉沢悠)とハルキ(櫻井海音)の父子が、それぞれに女性に地獄へと導かれていく様子が描かれていて興味深かった。
「泥濘の食卓」

土曜ナイトドラマ『泥濘の食卓』6話より ©テレビ朝日(以下同じ)

悪女に追い詰められた少年は、授業中に嘔吐

 ハルキと深愛(齊藤京子)にカッターを手に切りつけていったちふゆ(原菜乃華)は、階段から転げ落ちてケガしたことを「パパには言わない。言ったらさすがに訴えるんじゃないかな。それにハルキのおかあさん、もっと具合が悪くなるよね」と言外に脅しをかける。それからハルキはちふゆに逆らえなくなっていく。  こうやって男を追いつめながら自分の支配下に置く女性は確実に存在する。高校生であっても大人の悪女ばりに知恵が働くちふゆだが、その心の中には何か空虚なものを抱えているのだろうと想像できる。 「泥濘の食卓」 相変わらず原菜乃華が怖い。人を小バカにしたようなあの目つき、甲高い声でかんしゃくをおこすあのしゃべり方。かと思うとハルキに迫っていくときの妙に甘い声。ハルキが萎縮してちふゆを見ることさえできない気持ちがよくわかる。彼はストレスから、授業中に嘔吐してしまう。追いつめられていく10代男子が気の毒になっていく。 【関連記事】⇒好きな男の子に「レイプされそうになった」と噂を流す少女。その“とんでもない理由”にゾゾッ…|ドラマ『泥濘の食卓』

不倫を繰り返してきた父親のクズっぷり

 一方の父親・夏生は妻へのまっすぐな愛を抱いている。それなのに過去、彼は店長を務めるスーパーで働く女性たちと不倫を繰り返してきた。あるときは「仕事を辞めたい」と言う女性を引き止めるために。またあるときは落ち込んだ女性を救うために。 「泥濘の食卓」不倫をしたくてしたんじゃない」  彼はそう言う。このあたりに不倫を繰り返す男のクズっぷりが伺える。妻は大事、だが不倫はやめられない。したくてしているわけではない。相手の女性からの誘いを断ったら女性が傷つく。男たるもの、そんなふうに女性を拒絶はできない……と。いわば据え膳食わぬは男の恥というわけだ。 【関連記事】⇒枯れたおじさんと不倫する、田舎住み25歳女性の胸のうち。“純粋に”恋に突っ走る恐ろしさ|ドラマ『泥濘の食卓』
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「深愛ちゃんは純粋すぎて……怖い」
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