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M-1王者が「美容雑誌の表紙」になった謎…編集部が明かした”納得の意図“

美容に接してこなかった芸人からの「もっと教えてほしい」に感動

――第一弾のドキュメントの中で、特に印象に残っている出来事はありますか?
意識が変わった素敵じゃないか・柏木さん

意識が変わった素敵じゃないか・柏木さん

「気持ちの変遷でいうと、全く美容に接してこなかった、むしろ遠ざけていたようなところがあった素敵じゃないかの柏木(成彦)さんが『もっと教えて欲しい』と言い始めたところで何かが動いた!という感動がありましたね。 令和ロマンの髙比良くるまさんが、初めから明確なビジョンがあってそれをハッキリと言語化できていたことも凄かったですね。彼の場合は顔のニキビがコンプレックスで、お客さんがそこに注目してしまう可能性を考えて、ノイズを消したいと思っていたんだそうです。表舞台のプロの人間としての美容の使い方をしている人だと思いました」

令和ロマンのM-1優勝は夢展開?!

――令和ロマンでいえば、77歳の若手芸人・おばあちゃんにメイクをする回もすごく良かったですよね。 「私もあの回は個人的にすごく好きだったんですよ。女性に男性がメイクを教えるって、日常の逆転現象でもあるじゃないですか。 教えられるおばあちゃんがとても素直だし、ちゃんとレクチャーしてあげる優しいくるまさんも見れた。眉毛を整えられてキラキラと目を輝かせたおばあちゃんが、『美容ってやってみてもいいのかも』と美容の力を視聴者に思わせてくれるような回だったと思います」
M-1を美容でふりかえった令和ロマン・高比良くるまさん

M-1を美容でふりかえった令和ロマン

――令和ロマンはその後、M-1グランプリ2023で優勝。これにはくるまさんの『ウレアカ?』での取り組みも少なからず影響していたのではないでしょうか。 「ご本人からやりたいと申し出てくれた脱毛、アートメイク、ヒアルロン酸注入などで自身が舞台に立つ上で気になっている見た目のノイズを潰(つぶ)しての優勝でした。こんなことが起きたら素敵だよね、という想像を最大級に実現する夢展開になってしまって、ある意味『ウレアカ?』の正解のひとつがこれ以上ない形で出てしまったのでは?とも思いました(笑)」
(C)『VOCE』より

(C)『VOCE』より

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令和ロマン表紙撮影で苦心したこととは?
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