このできごとを通じて、アキさんは自分の経済状況や将来についても考え直すきっかけを得ました。
アキさんはいまで漠然と、
一人暮らしの経験がないことやパートナーがいないことについて、「『普通の大人』として欠落している」と気にしていたそうです。ですが自分なりに大人になるとはどういうことかを考えて、同僚や友人にも話すようになりました。そして、同僚がつみたてNISAをやっていることや、大学時代の友人のボーナス額を知りました。

「今までの私は自分と周りとの差を見て、取り残されていると思って焦ってばかりでした。脱毛エステも、数年前にみんなが脱毛しているからやろうと思って契約したんです。でも最近、みんなと同じように真似をすることではなく、
自分がほかの人と違うのを受け入れることが大事だと気が付きました」
こうしてアキさんは自分と向き合い、生活全般を見直すことにしました。
まずはローンの返済のために家計簿をつけて、出費を把握することにしました。すると、交通費、外食代、コンビニで買うお菓子、ユニクロなどで買うプチプラ服などの出費が多いことに気が付いたそうです。
アキさんの大人化計画を、陰ながら応援したいと思います。
※個人が特定されないよう一部脚色してあります。
【関連記事】⇒
「スタバのフラペチーノ700円は安い」実家住まい36歳のカン違い。“幼いおばさん”のままでいいのか/2023人気記事top5
【他の記事を読む】⇒
連載「私が結婚できないワケ」の記事一覧はこちらへどうぞ
<文/菊乃>
菊乃
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:
@koakumamt