では、彼らと縁遠くなるためにはどうすれば良いのでしょうか?
何よりも大切なのは、詐欺をする側の立場に立って考えてみることです。たとえば、男女関係に限らず、人を騙そうという時に最も狙いやすいのはどういう人か考えてみましょう。それはもちろん「パフォーマンスに弱い人」ですね。詐欺被害者の多くは「誠実な人だと思っていたのに」と言いますが、誠実さを判断する基準が明らかにパフォーマンス評価になってしまっている例も少なくありません。
たとえば、キャバクラ嬢のきめ細かなフォローに勘違いしてしまうオジサンがごっそりカモられるケースや、何もできないのにゴマすりだけが一流の部下が昇進のために上司好きを演じて上司がマンマと騙されるケースなどもあります。
これと同じで、恋愛においても強盗型の男性から身を守ることばかり考えて、「知り合ってすぐに手を出さない」「連絡をマメにする」「デートの前と後のフォローを怠らないきめ細かな対応」「重過ぎない些細なプレゼント」のような上辺だけのパフォーマンス(いわゆる「女の扱い」)で相手を誠実だと誤解してしまう女性こそ、詐欺型の男性の絶好の獲物になってしまいます。
(※なお、騙すのが上手い詐欺男子ほど、連絡は多過ぎず少な過ぎず絶妙な熱量で連絡を取ります。不倫相手に一日にLINEを400回もしていた宮崎謙介元衆議院議員はさすがに多過ぎですね )