「27歳で離婚してから約10年間。結婚には至りませんでしたが、複数の女性たちといろんなところで知り合って、付き合ってきました。
でも38歳を過ぎてから、偶然の出会いに期待できないことを思い知らされ、そこで社会人サークルに入会して、定期的に飲み会と称する合コンに参加しています」

社会人サークルの飲み会メンバーは男女12人。男女が3対3で対面して話し、時間が経つとメンバーが変わるという仕組み。合コンと言っていいでしょう。
でも10年間、このサークルの合コンでも相手が見つからなかったそうです。なぜ結婚相談所などプロが世話してくれる場所で婚活しないのでしょう。
「結婚相談所は費用が高い。しかも年収を書く欄があるでしょ。
現在の350万円だと女性からほとんどはじかれてしまうと思うんだよね」
松宮さんの最高年収は、20代の大手流通業界の430万円。40代の今より、70万円も高い。退職せずに正社員で勤務していたら、結婚相談所に入会していたかもしれませんが、「今やれることをするだけ」と自分を鼓舞(こぶ)しているそうです。
あきらめない理由は、「
最初の結婚の失敗が悔しいんです。親の期待も裏切りましたからね。だからもう一度結婚したい」と松宮さん。

好みのタイプはいつもにこにこと明るく、優しい人。婚活に苦戦するようになった38歳前に付き合った女性たちと破局した原因を聞くと、婚活で成功できない男性の共通点が見えてきます。
「
付き合うまでは一生懸命に頑張りますが、いざ付き合ってみると、面倒くさくなって、ほったらかしにしてしまうんです」
これは元奥さんのケースと同じですね。離婚から学んだことがなかったのですかと質問すると「懲りてなかったかもしれない」とまた自嘲気味につぶやきます。
女性を心からもてなすことができたら、40代でも道は開けるということを一番よく知っているのは、松宮さん本人。婚活のゆくえも彼次第ですね。
年齢や収入はたしかに一つの目安ですが、それらが足りないと言い訳して自分の欠点に目をつぶってはいないでしょうか。これは、婚活女性もつまづきやすい所かもしれません。
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「婚活してる男性」ってどんな人? vol.16―
<TEXT/夏目かをる イラスト/三原すばる>