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沖縄の免許合宿で50万円をドブに捨てた、泡盛女子の恥ずかしい体験

 翌日から、沙織さんも授業が始まりました。 「授業は午前中が筆記、午後から実技(運転)となっていました。だから、翌日までお酒が残ることを気にせず、夜は結構遅くまで飲めたんですよね。お酒は近くにある居酒屋かコンビニで大量に買い占めて、毎晩のように飲んでいました」 酒 と、なんとも楽しい合宿生活を満喫していたようです。 「他にも歩いて行ける場所にビーチがあるので、そこで花火をしたり……と、とにかく毎晩飲みまくり! さらに部屋が個室ということもあり男子生徒をつい部屋に連れ込んだりしていたら……、気づいたら免許を取る前に合宿が終わっていたんです(泣)」  なんという衝撃の事態! 沙織さんに一体何があったのでしょうか? 「仮免試験の前日にみんなでカラオケに行って泡盛を飲みすぎちゃったんです……。泡盛なんて飲む機会がないので、加減が分からず気付いたらベロベロに。午前中の筆記試験には何とか間に合ったんですが2日酔いで全然頭が回らず、95点合格のところを90点しか取れずに不合格に!  合格者はその後に実技試験があるんですが、お酒が抜けてるか微妙だったのでいずれにせよ受けられませんでしたね。再試験を受けて合格したのはそれから1週間後で『やっと路上講習だ!』となったところで、当初の合宿期間である3週間が終わっていたんです(泣)」 リゾート免許合宿の罠 合宿は延長もできるそうですが、沙織さんはしなかったそうです。その理由とは……? 「友人にこの話をしたところ、『運転は人の命を預かるものだから、沙織は取らない方がいいと思う』とキッパリ言われたんです。それを聞いて、自分は免許を取っちゃいけない人間なんだなーと自覚しましたね。結局、合宿は仮免だけを取って途中で切り上げました。  まだ1年経っていないから教習所に通えば取れるんですが、やっぱり飲む生活は変わらずなのでこのまま取らないと思います。合宿で50万円使い果たしちゃったけれど、楽しかったからまぁいいかなと思っています」  最近、度々耳にする自動車の飲酒事故ニュース。「自分はお酒が大好きすぎて運転してはいけない人間」と、沙織さんが自分で気付いたのは良かったかもしれませんね……。 ―シリーズ 酒の失敗エピソード vol.2― <文/カワノアユミ イラスト/鈴木詩子> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【カワノアユミ】 東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。裏モノ・夜ネタを主に執筆。編著書に『旅の賢人たちが作った最強ナビ』(辰巳出版)など。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。ツイッターアカウントは@ayumikawano
カワノアユミ
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。裏モノ・夜ネタを主に執筆。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。ツイッターアカウントは@ayumikawano
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