取り入れるブライトカラー以外のアイテムをベージュで統一するときは素材感に変化をつけるといいでしょう。
ベージュのアイテムで統一するときは素材感に変化をつけて 画像:WEAR
光るサテンのシャツにマットな表面のスエードやベロアの靴、さらりとしたウールギャバジンのボトムというように、素材の表面に変化をつけ、陰影を作ると、ルック全体がぐっと立体的になり、影を作ることで身体のラインも目立ちにくくなります。
ベージュが老けて見えてしまう原因は、陰影のない、似たようなテクスチャーの素材だけで全体を構成し、それだけではなくルックに使われている色すべてを明るさのない灰色がかかった色だけにしてしまうからです。
これらを避けるためには色と、そして素材によって影だけではなく、光がベージュのルックの中にあらわれるようにするといいでしょう。
先程のフェラガモのルックに使われている光るサテンのブライトカラーのコートは、ベージュの老けを一掃するほどの勢いを持ったアイテムです。
ベージュのアイテムを着るときはファンデやリップも艶のあるものに ※画像:WEAR
光がないということは生き生きとしていない、老けているということです。ベージュのアイテムを着るときには、マットな肌ではなく、ファンデーションを艶のあるものに変えたり、リップも明るく艶やかなものにするだけでもだいぶ違うと思います。
老けたベージュには全身に光を足して解決、と覚えておくといいでしょう。
<文/小林直子>
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