嘘でしょ…初デートで彼が選んだあり得ない場所とは
なぜか、いわゆる“だめんず”に捕まってしまう人っていますよね。そんなだめんず遍歴のある女性たちにシリーズで話を聞いていきたいと思います。
「私は大学生の時、宏(仮名)という同期の男性のことを好きになりました。宏はやさしそうな雰囲気の見た目で、接していると癒される、魅力的な人でした。宏と付き合えることになったときは、初めての彼氏でしたし、宏のことが大好きだったので、うれしかったですね」
自然に、2人は初デートの約束をすることになりました。まさかその初デートが最初で最後の2人のデートになるとは夢にも思わず、綾さんは有頂天だったと話します。
「デートの前日の夜は、緊張と楽しみでほとんど眠れませんでした。早朝から宏が好きそうな服装やメイクを何時間もかけて選びましたね。お昼に渋谷駅で待ち合わせをしたので、私はまずは渋谷でご飯でも…と考えていたのですが」
宏さんは綾さんを連れて、駅構内に入り、電車に乗ってしまったのだそうです。
「『どこへ行くの?』と聞いても、宏は『大切な場所』としか言ってくれなくて。でも、私もデートプランを具体的に決めていたわけではないし、何か宏なりに考えがあるんだろうなと、黙ってついていったんです。宏は、秋葉原で電車を降りて、迷わず歩き出しました。私は秋葉原には行ったことがなかったのですが、正直、なんで秋葉原?とは思いました」
そして、宏さんの目的地は、初デートにはあまりにもふさわしくない場所でした。
「宏が入ったのは、アニメやゲームを扱うお店だったんです。おまけに、いわゆる18禁のアダルトゲームコーナーにまっすぐ向かいました。さすがに私も『えっ、あのコーナーに行くの?』とおもわず言ってしまって。そうしたらなんと宏は、演技がかった口調で『黙れ』と一言。
そして、ゲームの予約票らしき紙を何枚もレジで渡し、限定版特典なのか、ポスターやらなんやら、グッズを大量に手に入れて、ご満悦でした。今だったら、この時点でビンタして帰ってますね(笑)」
宏さんのあまりにも身勝手な行動にテンションが下がりきった綾さん。とりあえず昼食をとろうとファストフード店に入ったものの、さらにテンションが下がる出来事が起きてしまいました。
「宏は『俺、さっきのゲームが発売日だったから、今日は貯金全部おろしてきたんだよね』と、ファーストフード店で並んでいるときに言ってきたんです。それなら、奢ってくれるのかな、と思うじゃないですか。
しかし、まさかの完全割り勘でした。男性が奢れとは思いませんし、割り勘でもまったく構いません。でも、私ってこの人にとってはゲーム以下なんだ……と思うと、泣きそうになりました」
そして、綾さんにとっては泣きっ面に蜂とばかりに、宏さんの身勝手さはとどまることを知りませんでした。
好きな人と付き合えることになり、恋人同士になってから初めて遊びに行く「初デート」は、特別な思い出が残っているという方もいるのではないでしょうか。
ですが、その特別な思い出もだめんず彼氏だと、いいものとは限らないよう。主婦の綾さん(仮名・32歳)は、ある意味絶対に忘れられない、最悪の初デートを大学生時代に経験したそうです。
どこかいつもと違う様子の彼氏
向かった先はまさかの18禁コーナー
1
2