「葬儀は前妻の子どもたちのために」全員参加にこだわりたい
さて、次にやらなければならないことは、夫の前妻の子どもたちを招集すること。夫には複数の婚姻歴があり、5人の子どもがいました。
(実際の写真)写真は仏壇的な我が家のメモリアルエリアです。オシャレが好きだった夫なので、シックにまとめています。
面識がある方とない方がいたので、連絡を取るだけでもひと苦労。親戚を通して連絡先を伝え、なんとか5人全員とつながることができました。それぞれの思いがある中で、何者かわからない私に連絡をしてくれたことだけでもありがたく、しかも全員ぜひ参列したいとの申し出。私はこの時点で、
葬儀は子どもたちが悔いなく夫を送れるための時間にしよう、と決意しました。
私は看取りの前からの時間を含めて、夫とゆっくりお別れができましたが、子どもたちは十分に別れの時間がない中で訃報を聞いています。きっとすでに悔いていることがあるかもしれません。
私は夫と子どもたちのそれぞれの関係性の詳細はよく知りません。でも愛する夫の子どもたちだからこそ、私もできるだけ大切に接したいという思いがありました。一部の親戚からは子どもたち全員を呼ぶことに苦い顔をされた部分もありますが、私は喪主として「5人全員の参列」にこだわりたかったのです。