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“安達祐実の母”・有里さんがふり返る子育て。いじめられる娘にかけた意外な言葉は

 娘で俳優の安達祐実さんを育て上げた「天才子役の母」として知られる安達有里さん(65)。ヌード写真集や官能ムービーDVDへの出演でセンセーショナルな話題を呼んだこともありました。祐実さんを含めた三人の子育てを終えた今、彼女はどのように生き、あの時代をどのように回顧するのか、話をうかがいました。

洋服が欲しくて子役に応募

洋服が欲しくて子役に応募

安達有里さん

――祐実さんを子役としてデビューさせたきっかけは何だったのでしょうか? 安達有里さん(以下、安達)「正直、最初の旦那さんとの結婚が上手くいっていたら祐実を子役にはしていなかったと思います。とにかく性格が合わなかったんですよね。そんな中で自分自身が楽しいと思うことがしたくて、子どもの服を手作りするハンドメイドの雑誌を読んでいたんです。そこに読者モデル募集の記事を見つけて、読モになれたら洋服が貰えるって書いてあったから……」 ――えっ、洋服を貰うことが目的だったんですか?! 安達「はい。本当に服が欲しかっただけなんですよ(笑)。祐実を凄い子役にしようなんて気持ちは微塵もなかった。むしろ、いつ辞めさせたらいいのかなとも思ってました。今は仕事があるけど、そのうち本人はやりたいのに仕事がないって状態になったら可哀想だなぁと。でも、結局そうはならなかった」

辞めたければ辞めてもよかった

――子役としての人気はうなぎ登りでしたもんね。辞めさせるタイミングが見つからなかった、と。 安達「少し考えたのは、祐実が10歳くらいの時でしょうか。私が再婚をして一番下の子を妊娠中で現場への送り迎えや仕事のやりとりが難しくなってしまって。そこからはサンミュージックさんにお世話になることになって、全てお任せできたので祐実の芸能人生は続くことになりました」
辞めたければ辞めてもよかった

『REX恐竜物語』/当時12歳だった祐実さんは、同作で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。

――祐実さん自身から辞めたいと言われたことはなかったのですか? 安達「私が言われたことはないですね。これは他の人から聞いた話ですが、幼い頃から『通りすがりで安達祐実だと言われるようになりたい』と言ってたらしいですし。きっかけは私だし、あの子を芸能界入りさせた責任はあると思います。でも、辞めたければ辞めてもよかった。私のことではなく、祐実のことだから」
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娘・祐実さんのいじめを振り返って
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