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地方企業の暗黙ルール=「男性のカップは女性が洗う」従わず呼び出された40代独身女性の“意外なその後”

「自分で使ったものを自分で洗うって、当たり前のことですよね。それを女性に押し付けておきながら、彼らの口から『お願いね』『ありがとう』って言葉が出たことは一度も聞いたことがない。女性って“ただ”で使われるんだなと思ったんですよ。 以前は私も、ついでに洗っとくかぐらいの感じだったんですけど、そのうち、なんで洗わなきゃいけないんだろう、と考えるようになりました」

カップを洗わないだけなのに

同じ職場にいながら、女性が一方的に男性をケアする役割を担わされている。きっとカップはそれを象徴する出来事のひとつで、ほかのシーンでも同じようなことが多々起きているのではないか。 地方40代独身女性202312「ある日の定時間際に、部長から呼び出されたんです。私は定時で帰りたくてその日の仕事を急いでまとめていたところでしたけど、仕方なく会議室へ。そしたら、『なぜ男性職員のカップを洗わないのか』と詰められたんです。どうやら私のことを、『女性職員であいつだけが洗わない』とその部長に話した男性職員がいたらしくて」 モモエさんが部長に、「逆に聞きますけど、なぜ自分で出した汚れものを自分で洗わないんですか?」と問いかけたところ、部長は目を白黒させて言葉を飲み込んだ。

女性同士のあいだにも分断が

「むしろ私は、部長が絶句したことに驚きました。男性職員は自分で自分のことしなくても咎められないのに、女性職員はなんで男性職員のために手を動かさないことを詰められなきゃいけないんだろう、って」 その後、モモエさんは同僚の女性からも「なんで洗わないの?」と尋ねられた。 地方40代独身女性202312「あなたは、どうして洗ってるの?」 「え……だって女性が洗うものでしょ?」 「じゃあ、あなたは洗えばいいじゃない」
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女性にケアを期待していた、男性職員らの衝撃
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