Lifestyle

子どもの奨学金を使い込んだ母。家族をバラバラにした元凶は?

ライオさんのケースのように、マルチ商法は、販売員自身の欲望だけをあおるのではない点が、やっかいである。

美談を信じて

「家族の皆が幸せになる販売システム」「環境改善にもつながる」といった話を信じた正義感から、広める人もめずらしくないのだ。 ライオマルチ2世沼202412後ネットワークビジネス(マルチ商法の別名)の専門誌を開けば、そのような理想が星の数ほど語られている。 「家族を想う気持ちが原動力」が理解できるぶん、悩みはより複雑になっていく。マルチ商法会員の家族を持つ、苦しい沼の話である。 <取材・文/山田ノジル>
山田ノジル
自然派、○○ヒーリング、マルチ商法、フェムケア、妊活、〇〇育児。だいたいそんな感じのキーワード周辺に漂う、科学的根拠のない謎物件をウォッチング中。長年女性向けの美容健康情報を取材し、そこへ潜む「トンデモ」の存在を実感。愛とツッコミ精神を交え、斬り込んでいる。2018年、当連載をベースにした著書『呪われ女子に、なっていませんか?』(KKベストセラーズ)を発売。twitter:@YamadaNojiru
1
2
3
4
5
6
Cxense Recommend widget
自分が身内が友人が沼ったご体験談を募集中です。当連載における沼とは、科学的根拠のない健康法やマルチ商法、過激なフェムケアや自然派思想など、主に健康問題に関わるものにハマることを示します。「女子SPA!」のお問い合わせフォームより、題名に「沼の話」と入れて、ぜひお気軽にご連絡ください(お返事に時間を頂戴する場合もあります)。

あなたにおすすめ