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ダイアナ妃に学ぶ、相手をその気にさせる方法

情熱的なキスには意外な効能が!

――「男女が惹かれ合う理由は意識的に感じることができない繊細な体臭にある」と書かれていたのも、とても興味深かったです。 エリカ:私たちはより生命力の強い子孫を残すために、自分とは違う免疫システムを持つ異性を常に探しているのですが、体の匂いはそれを見分けるための大切な手がかりなんですよ。そして、その診断のもっとも有効的な手段が“情熱的なキス”なんです。 いわゆるディープキスをすると、唾液の中に含まれる成分や舌の感触、匂いなど多くの情報を脳に送ることができ、より精度の高い診断を導き出せるんですね(※)。 ――頭でアレコレ考えなくても、本能的にわかるものですか? エリカ:ええ。相性のいい人だと気持ちよくて、相性のよくない人だと気持ち悪かったりしっくりこなかったりするはずです。相手のキスが上手いか下手かは問題ではないので、たとえ上手でも相性がよくないと違和感があると思いますよ。ですから、明らかに違和感があるのに「経済力があるから」「顔が好みだから」といった理由で付き合ったり結婚を決めたりするのはおすすめできませんね。 エリカ・アンギャルさん――じゃあ、本格的に付き合う前にディープキスまではしておいたほうがいいんですね! エリカ:そうですね(笑)。キスにはハグと同様に幸せホルモン・オキシトシンを促す作用がありますし、ディープキスには顔の輪郭がシャープに保たれる効果や、免疫力をアップさせる効果などがあることもわかってきています。いざパートナーを見つけた後も、情熱的なキスはたくさん楽しんでください。 ※Wiredの記事「SCIENTISTS AGREE: IT’S IN HIS KISS」より 【エリカ・アンギャル プロフィール】 1969年オーストラリア・シドニー生まれ。シドニー工科大学卒業、健康科学学士。ネイチャーケアカレッジ卒業(栄養学)。オーストラリア伝統的医薬学会(ATMS)会員。2004年から8年間、ミス・ユニバース・ジャパン公式栄養コンサルタントとして世界一の美女を目指すファイナリストたちに「美しくなる食生活」を指南。栄養学、薬理学、生理学など予防医学における幅広い専門知識を駆使し、”内側からより美しく、心も身体も健やかに輝く”をテーマに、ハッピーな毎日のための食とライフスタイルを発信する。 <TEXT/持丸千乃 PHOTO/林紘輝>
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