むくみが起こる原因2、糖質のとりすぎ・タンパク質の不足
この『糖質のとりすぎ』がむくむ原因になるというのは、ご存知ない方も多いのではないでしょうか?
しかし、糖質のとりすぎはむくみを引き起こす大きな原因なんです。というのも、糖質は1gにつき3gの水分を抱え込むと言われているんですね。

糖質制限をするとすぐに体重が落ちやすいのも、お菓子をたくさん食べた後一気に体重が増えやすいのも、この性質が原因です。
というのも、脂肪はすぐには落ちないですし、すぐには増えないものだから。その反面、体内の水分というのはすぐに増えてすぐに落ちます。
そのため、むくみを解消すれば、『即効痩せ』効果が期待できますよ。また、糖質の他にも意外なむくむ原因があります!それは……『タンパク質』の不足です!

なぜなら、血液中にはたくさんタンパク質が含まれているので、タンパク質の摂取量が足りないと、血中のタンパク濃度を一定に保つように働こうとするから。
その結果、血液中の水分が血管の外に出てしまい、これが周囲の組織にしみ出し、むくみとなってしまいます。
その上、タンパク質が不足すると食欲や甘いもの欲求が増加しやすい! そのため、糖質のとりすぎへとつながり、さらにむくんでしまうリスクがあるんですね。
一般的には「水分をとりすぎるとむくんでしまうのでは?」というイメージがあるかもしれませんが、実は! 水分不足の方がむくみに繋がるリスクがあるんです。
なぜなら、体に必要な水分量が不足すると→危険を感じた体が→水分をため込もうと働くからです。

利尿作用のある『お酒』を飲んだ翌日にむくみやすいのは、塩分の多いおつまみをとったことだけが原因ではなく、この作用も原因だと言われています。
加えて、お酒を飲むと血中のアルコール濃度が高くなり→血管が拡張することで→血管から水分が漏れ出すことも、アルコールでむくみやすい要因です。
また、お酒と同様に利尿作用のある、コーヒー・紅茶・緑茶・烏龍茶などの『カフェイン』を多く含む飲み物も、たくさん飲みすぎるとむくむリスクがあります。
そのため、むくみを起こさないためには『適量』の水分をとることが大切です! 具体的には、体重(kg)×30ml、50kgの人であれば1500ml程度が目安だと言われています。
とはいえ、これまで水分をあまりとってこなかった人の場合だと、水分代謝が追いつかないリスクもあります。
なので、無理のない範囲で少しずつ量を増やすようにしてくださいね。 また、一気にではなくこまめに水分をとることもポイントですよ。