湯山:私、言葉を交わすってすでにセックスと同じだと思っていて、
会話の間やふたりの空間に居心地の良さがある人とは、絶対体の相性もいい。それってつまり、2時間も3時間も話が続いて面白い人、つまり、“友達”カテゴリーの男性なんですよ。でも、今の若い人たちは、友情は友情、恋愛は恋愛と切り分けていて、「友達だからセックスできない」とすぐに対象から外しちゃうんだってね。友情からセックスに至るケースなんていくらでもあるのに。
森林:友達の境界線を超えたら照れくさいとか、ダメだったとき友達に戻れなくなるとか、そういうのを恐れている人は多いでしょうね。そこをうまくやるためには、「一回やったんだから付き合ってよ」という考えではできないし、男のほうも一回やったくらいで「落とした」とか「食った」とか言うヤツがいるのはよくないですよね。むしろ、
一発ヤった後の方が余計な駆け引きせずに済むから、男女の友情も成立しやすい。
湯山:仕事仲間だからといって、怖れることはない。公私混同さえしなければいい。今、キャリアを積んでいるアラフィフの友人たちも、そのタイブが少なくありません。「一夜の過ちのほうが好きだ」という割り切ったタイプもいる。「私は昔、この人としたことあったっけな?」なんていう笑い話は、よく聞くもんね。
森林:流石に忘れられたら大抵の男はへこむでしょうね(笑)。一夜の過ちを勘違いして、その後も恋人ヅラしたり、つきまとったりしてくる男もいます。
湯山:それは相手に対する選球眼だよね。基本的に女慣れして、モテる男なら心配ないでしょうね。そもそも、相手を好きになって執着するような関係を望まないなら、ワンナイトでちょうどいい、となる。「それじゃ、女としてあまりにも不幸すぎる」という自動思考は、突き詰めると根拠がないんですよ。