♂&♀
Love

友達とのワンナイトだってアリ!“愛情と性欲は別”を自覚せよ

女が男尊女卑にハマるロマンチック・ラブの罠

森林:いわゆる少女漫画的な、ロマンチック・ラブのファンタジーを持ったことはないんですね。 湯山:いやー、やっちまったからこそ、恋愛を因数分解する湯山恋愛定理ができたとも言える(笑)。学生時代に一度だけ“相手に尽くす恋愛”ってのをやってみたことがあるんですな! 森林:へえ、それ詳しく聞きたいです! 湯山さんと森林さん_5湯山:相手は、当時まだ30代前半だった業界のエリート。「30分なら時間空いてるんだけど」って言われて飛んで会いに行ったら、「お前なにその服、気に食わない」とか言われて泣きながら帰ったり。一緒にいると「お前はこういうところがダメだ」と説教してくるような、サディスティックな人だった。しかも相手は頭が良いから、指摘がいちいち的を得ているのよ。でも、そうやって振り回されるのにまた燃えたんだよね。 森林:意外ですね(笑)。 湯山:でもある日、いつものように説教を受けていたら、自分の中のリミッターが振り切れちゃって。「なんだ、バカヤロー!」ってキレて帰って、それっきり。そのとき、世の中の女性がこうやって男に尽くして、相手の好みに染まることを“恋愛の試練&よろこび”だと思っているのだとしたら、それって女に仕掛けられた罠だなと思ったんだよね。 湯山さん森林:それは、男性社会が自分たちの都合のいいようになるよう仕掛けている罠ということですか? 湯山:もちろん。だって、そういう恋愛を理想にした女が、男にとって支配しやすい妻になって、家庭で滅私奉公してくれたら家父長制にとっては御の字じゃないですか。そう考えると、女が自分から男尊女卑の道にハマっていくような罠が、恋愛にはある。“男に尽くす、健気でアナタ一筋な自分”に酔えるようにできているんだよね。あのときの「なんだ、バカヤロー!」という叫びが、いわば私にとってのフェミニズムの産声だったわけですよ。 <TEXT/福田フクスケ>
森林原人
1979年生まれ。1999年にAV男優デビュー。出演本数1万本。経験人数9千人。セックスの虜になり道を踏み外したと思われているが、本人は生きる道を見つけられたとむしろ感謝している。著書に『イケるSEX』(扶桑社)、『セックスお悩み相談室』(扶桑社)他。性と向き合い、性を知り、性を楽しむためのサイト「リビドーリブ」とYouTubeチャンネル「森林原人YouTube」を運営。★Twitter(@AVmoribayashi)/★Instagram(@genjin_moribayashi_1979
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